クラウド運用は、ビジネスに求められる可用性、パフォーマンス、復元性、品質、スケーラビリティを満たすクラウドサービスを管理し、提供するのに役立ちます。また、部門横断的なチームと連携して、複数のプロセスにクラウド使用のベスト プラクティスを策定し、導入することを支援します。Tanzu CloudHealth のツールを使うと、ワークロードを最適化したり、クラウド リソースの使用状況を管理することで、クラウド運用のベスト プラクティスをサポートできます。
Tanzu CloudHealth によるクラウド運用の最適化を通じて組織がメリットを得るためのさまざまな方法をご紹介します。
パブリッククラウド、ハイブリッドクラウド、コンテナ化された環境を可視化し、リソース消費の傾向を分析できます。データをプロジェクト、アプリケーション、チーム、部門別に分類することで、各チームはクラウド使用についての責任を適正に負担することができます。
実際のワークロードを考慮してカスタマイズされた、ライトサイジングに関する推奨事項に基づいて、リソースの使用率を向上させ、無駄な支出を削減できます。パフォーマンス データとプロビジョニングされたキャパシティを比較することで、縮小や停止が可能なアセットを簡単に特定できます。
Tanzu CloudHealth の動的ポリシー エンジンにより、使用率やプロビジョニングのガイドラインを各チームやプロジェクトで順守させるようにできるため、IT 部門は、より戦略的なタスクに取り組むための時間を確保できるようになります。望ましい状態から逸脱したときには警告を発するようにし、自動アクションを有効にして環境内に変更を実装することもできます。
組織のニーズに合わせてカスタマイズしたポリシーとワークフローを使用し、クラウド環境を管理できます。クラウドのパフォーマンス、使用率、コストがビジネスの重要なメトリックやサービスレベル アグリーメント(SLA)にどのように影響を与えるかを監視するダッシュボードやレポートを主要なステークホルダーと共有することができます。
ビジネス部門、チーム、部門、アプリケーション、プロジェクトに対するインフラストラクチャの影響についてレポートを作成できるように、一貫性のあるタグ付け戦略を策定します。
インフラストラクチャの標準的な構成を定義し、文書化します。リージョン、インフラストラクチャのタイプ、OS、使用率が低いインフラストラクチャのしきい値の設定などは、検討が必要な分野です。
最適化を推進するには、チームの動機付けやインセンティブの提供が重要です。各部門の行動を変化させる効果的な取り組みとしては、最適化の機会とともに、それがどのような成果につながるかを示すことが挙げられます。
ポリシーを実装し、自動アクションを設定することで、従業員の時間をより戦略的なタスクに振り向けることができます。
プロビジョニング、オーケストレーション、構成管理、モニタリングなどで使用しているツールにアラートやレポート作成機能を統合できます。